必要なのは疑うことより、情報を確かめること
「京都の遠回しな言い方」というネットのミームは、言葉の表面と内心のずれを大きくして笑いを生みます。KYOTOEICは、そのずれを会話ゲームにしています。
問題の正解は、その場面に書かれた事実をもとに選ぶ答えです。現実の会話には、表情、声の調子、以前の約束など、短い文章にはない情報もあります。情報が足りないときは、分からないと考えたり、相手に確かめたりするほうがよい場合もあります。
同じひと言でも、場面が違えば
言葉だけを取り出すと、感想なのかお願いなのか決めにくいことがあります。相手が何をしていたかが手がかりになります。
友人がタブレットで急ぎの仕事のメッセージを読んでいます。隣で動画を大きな音で再生すると、友人は読むのをやめ、あなたのスマートフォンの音量表示を指して言いました。
よく聞こえるね。
読むのをやめ、音量表示を指した行動を合わせると、音を小さくしてほしいという読み方が最も合います。音量を下げるかイヤホンを使えば、その不便に対応できます。「よく」という語自体が不満を表すわけではありません。
発表用のスピーカーを一緒に試していて、後ろの席の友人が同じ「よく聞こえるね」と言えば、文字どおり聞こえ方の確認です。台詞は変えず、行動と目的を比べましょう。迷ったら「音、邪魔だった?」と確認できます。
方言、日本語一般、ミームを分ける
地域の話し方についての研究と、ネットで描かれる人物像は分けて考える必要があります。国立国語研究所の解説でも、「ハル」のような敬語の運用は地域や関係によって異なるとされています。それは、ほめ言葉には必ず批判が隠れているという証拠ではありません。
リンク先は1998年の調査を引用した解説で、2004年の初出後、2020年に再掲載されています。現在の全世代の使用頻度や、このガイドの創作台詞を検証した資料ではありません。
解説にも手がかりが必要です
解説が根拠にした言葉を、問題の中でもう一度探してみてください。土曜の午前だけ手伝うという返事を、週末ずっと手伝う約束に広げていないか。同じくらい成り立つ別の答えを見落としていないかも確かめられます。
これは問題を編集するときの確認点でもあります。必要な情報がない問題を、プレイヤーの察しが悪いせいにしないこと。状況と翻訳を明確にすることを目指しています。
参考資料
- 国立国語研究所 · 家族や赤ちゃんに尊敬語を使うのは間違った言い方ですか — 国立国語研究所 · 2020-06-25 · 確認日:
この記事の変更履歴
- — AIが冒頭の重複した注意書きを整理し、資料の確認範囲と三言語の意味を再照合しました。
- — AIが三言語の意味と根拠を照合しました。表現ガイドの重複文と結びを整理しました。
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