土曜日を空けておけばいい?
今日の夕食に誘った友人から「また今度」と返事が来ました。今日は一緒に食べないのだと受け取れても、次の予定を何日の欄に書けばよいかは分かりません。次の機会に触れることと、その機会を決めることには違いがあります。
日程を出さない返事と、別の日を提案する返事を作って比べてみます。
今日は行けない。また今度ね。
今日の不参加は明らかです。ただ、「今度」が何日かは決まりません。次の返事には日程の候補があります。
今日は行けないけど、土曜の夕方はどう?
土曜日が出てきても、それだけで約束が成立したわけではありません。誘った側も、その時間に会えるかを答える必要があります。一つ目には日程の提案がなく、二つ目には提案がある。けれども、どちらもまだ次の約束は確定していません。
研究で扱われた返事
西村史子の2007年の論文は、日本の友人32組とニュージーランドの友人30組によるロールプレイを分析しています。再び誘われた側の応答を分けた表に、「また今度」という項目があります。誘いを断るやり取りの中で、この言葉を取り上げた資料です。
その表は、後日二人が本当に会ったかを追跡した結果ではありません。「また今度」が口実である確率や、日本人全体の約束の習慣を示すものとしては読めません。目の前の誘いへの応答を調べることと、次の面会を予測することは別の仕事です。
公開問題にある二つの「次」
公開アーカイブの「都合の合うときに」という別れの場面には、日付も場所もありません。この一言で予約を入れたら、会話にない決定を代わりにしてしまいます。一方、会議の日時を調整する場面では、今日は難しいと答えたあとで来週の火曜日を提案しています。こちらでは、その日が空いているかを確かめられます。
どちらも、いま提示された日時に同意した返事ではありません。それでも次にできることは違います。一方は再会の挨拶として終えられ、もう一方は具体的な日をめぐって相談を続けられます。両方を「断り」の一語で片付けると、その差が消えます。
確認したいのは何か
店に人数を伝えたいのなら、今日の予約に入れるかどうかを確かめれば足ります。今後も自分に会う気があるのかまで、その場で解き明かす必要はありません。
次の予定を立てたいなら、こちらから日を一つ提案する方法もあります。ただし、それも相手が断れる新たな誘いです。「また今度」を約束の証書にしたり、逆に絶交の宣言として訳したりすると、元の返事よりずっと多くの意味を背負わせてしまいます。
参考資料
- 断りに用いられる言い訳の日英対照分析 — 国際交流基金 世界の日本語教育17 · 2007-06 · 確認日:
この記事の変更履歴
- — AIが三言語の本文を照合し、創作会話の案内を一文に整理しました。
- — 資料の確認範囲、創作例の表示、断りや約束の範囲、三言語の訳を照合しました。